2013/03/20

外で遊ぶことの重要性と自然体験活動指導者について


去年の1月に国立大雪青少年交流の家で行われた「自然体験活動指導者養成講習」に参加しました。今更ながらその時のインプットをこのエントリーでアウトプットしようと思います。


情報化・グローバル化の時代にこそ必要な「体験活動」

インターネットが普及したおかげで多くの情報が簡単に得られるようになって、現代を生きる人たちの多くがそれに対応した知識や能力を求められる時代になった。
これからはもっとそれを求められるようになると思う。
テクノロジーもどんどん進化しているし、みんながiPhoneやスマホを持つようになって、タブレット端末を持っている人を街でよく見かけるようになった。自宅で3Dテレビだって見られる時代だ。
いつドラえもんが出てきてもおかしくないなぁと思うそんな時代に生まれてきた現代の子供たちは、実はいいことばかりでもないらしく、「体験」する機会が減ってきているらしい。


体験から得られる「暗黙知」

「Googleで、もっと。ストリートビューで、アメリカ横断レース」

ちょっと古いですが、僕はこの動画が大好きで何度か自分もやってみたけどいつも途中であきらめてしまう。日本縦断もやってみたけどそれも途中で断念、、、
(日本縦断はヒッチハイクで実際に体験したからいいんだけどね!)
本当にインターネットってすごい!と思うしなにより楽しい!実際このブログだってインターネットがあってこそだし、現代を生きるにはなくてはならないものだと思う。きっとこの先もっと限りなく現実に近いバーチャルを体験できる日がくるだろうけど、それでも実際の体験と全く同じ体験をすることはできないと思う。その差っていうのがすごく大切で、見ることだけじゃなくて実際に肌で感じることや、匂いとか味とか音とか五感をフルに使って体験することで得られる言葉にして伝えるのが難しい感情のようなものが「暗黙知」とか「経験値」って言われてるやつです。
現代の子供たちは体験活動の経験が減少していて、「暗黙知」、「経験値」が低下してるから、友達が作れなかったり、うまくコミュニケーションが取れなかったりっていうちょっと困ったことになっているんですね。(若干僕にも当てはまってんのかな、、、友達募集中です)
この問題へ国の対策として”小学校が1週間程度の集団宿泊活動・自然体験活動(以下、長期自然体験活動という)を展開できるように環境の整備を進めています。”だそうで、国立青少年教育振興機構が文部科学省の制定したカリキュラムに基づいて、「自然体験活動指導者」の養成研修を実施しているんです。(僕はその研修に参加したわけであります。)


特に自然体験が減少しているらしい

体験活動といってもいろいろありますよね。陶芸だって料理だって体験だし、職業体験とかもある。
その中でも「川や海で泳ぐ」とか「虫を捕まえる」とか「キャンプをする」とかっていう「自然体験」が減少しているみたいなんですね。だから国は長期自然体験活動を展開しようとしているわけなんですが、それでなんで指導者まで養成してるの?プログラムだけ作って学校にバラまけばいいじゃん?なんて思う人もいるかもしれません。
なぜかといいますと、学校だけでは到底成し得ないことだからなんです。教員の負担が大きすぎるんですね。そこで指導者を養成して、教員と一緒に体験活動を作っていくわけです。
あと、自然に詳しいくて知識豊富な人でも、なぜそれを子供たちに体験させることが必要なのかとか、どんな自然をどうやって体験してもらうのが良いのかを知らないと、子供たちの思い出づくりを手伝うことにしかならないですよね。

僕自身、自然が好きだし、自然の中で遊ぶことが好きだし、子供も好きなので「自然体験活動指導者」に向いているんじゃないかと思って講習に参加したものの、そう簡単なものではなかったか(当たり前なんですけどね)と頭を抱えることが多々ありました。


講習の内容は参加した感想などと合わせて別エントリーにまとめることにしますので、指導者・講習についての詳細を今すぐ知りたい方は下のリンクからご覧ください。

独立行政法人 国立青少年教育振興機構 「自然体験活動指導者養成・研修」


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