2014/03/06

【日本とは思えないほどの絶景。一面に広がる白い湖。】2泊3日の犬ぞりツアーに同行してきた。

 
 

オホーツク・サロマ湖犬ぞりツアー

北海道遠軽町白滝に、犬ぞりツアーの企画・運営をしている「Outrider Japan」があります。http://www.outrider.co.jp/index.html
代表の村林さんは「夏はカヌービルダー、冬はマッシャー(犬たちのボス)」という2つの顔を持ち、カヌーや犬ぞりを通して北海道の自然の魅力・冒険やワイルドライフの魅力を伝えることを生業としています。
今回、そのOutrider Japanが来シーズンから取り入れる予定だという「オホーツク・サロマ湖犬ぞりツアー」の下見(調査?)に某アウトドア雑誌の取材が同行するということで、図々しく私も「助っ人」として参加させていただきました。
大好きな地元の自然の中を18頭の犬たちと駆ける2泊3日の冒険。最高でした。
 

 

ルート

 
紋別市にあるコムケ湖をスタート地点として、オホーツク海沿いにサロマ湖を目指しました。
地図上の青いラインで示した部分は予定していたルートですが、実際には連日の気温上昇によって雪が少なくなってしまっていたため通れなかったルートです。
サロマ湖は完全凍結しており、問題なく渡ることができました。

 
 
 

Day1

 
コムケ湖の畔にある「三室番屋」。
ここはサケ・マス漁の漁師たちの宿泊や作業場として1941年に建てられたそうです。
築73年とは思えないほど手入れの行き届いた趣のある素敵な番屋でした。
 
現在はコムケ湖の自然を活かした体験学習の拠点として利用されているそうです。
 
 
 
 
初日は、スノーモービル3台でルートの下見、その後犬たちにエサをあげて、地元の方々との楽しい宴でした。
犬たちのエサは「鹿肉」。もちろん我々も鹿肉をいただきました。(もちろん犬たちの物とは別です。)
 
 
初日は三室番屋で1泊。翌日から始まる冒険にワクワクしながら眠りにつきました。 
 
 

Day2 

 
 流氷漂うオホーツクの海から昇る朝日を浴びながら、犬たちにハーネスを付けていよいよ冒険の始まりです。
 
 
 
この後凍結した湧別川を渡り、サロマ湖へと向かいました。
2日目の移動を終えて、サロマ湖の畔でテントを張って1泊です。 
 


20年前に購入したというこのテントは、4m×4mと広くて天井も高いので快適でした。さらにテント内に薪ストーブを設置できるようになっていてとっても暖かいです。ストーブで鍋を温めて調理することもできます。

この日の宴には村林さんの奥さんとお子さん、村林さんのご近所農家さんご家族が地場のおいしい食材を持って来てくれました。とってもゆったりとした温かい時間でした。



Day3



サロマ湖の朝日は本当に綺麗です。
いよいよ最終日。サロマ湖縦断が始まります。
目指すはキムアネップ岬。約25㎞を犬ぞりで走ります。
(僕はスノーモービルです。)




日本でこんな景色が見られる場所は他にはないと思います。
サロマ湖は日本で3番目に大きな湖です。
1番はご存知滋賀県の琵琶湖、2番目は茨城の霞ヶ浦ですが琵琶湖と霞ヶ浦は凍結しないので、このような景色が見られる湖は日本で唯一サロマ湖だけだということになります。
この景色の中を犬ぞりが走る様子は本当に爽快です。




私も少し乗せてもらえました。
みなさんにも乗ってる気持ちになれるように、短いですがこちらの動画をどうぞ。
 
 
思っていたよりスピード感がありました。でも特に難しい操縦はなく、進んでほしいときには「ハイク!!」止まってほしいときには「ウォー!!」と威厳を持って叫ぶ。すると犬たちはちゃんと言うことを聞いてくれます。
 
 
 

 途中休憩を取り、犬たちに少しだけエサをあげました。そして我々にもエサを・・・笑
 
 

 
 
そしてキムアネップ岬に到着。
2泊3日のツアーが終了しました。
小さいころから何度も何度も見てきた景色のはずなのに、初めて来た場所のような不思議な体験でした。よく知っている場所でもアプローチが違えば楽しさや感動もまた違ってくるんですね。
本当に素晴らしい経験になりました。
そして「将来この土地にネイチャーセンターを作りたい!」という思いがより強くなりました。 
みなさんも是非、観光地ではない「素」のオホーツクを体感しに来てください!何もないけど、感じるものは沢山あるはずです!
 

 

最後に

3日間同行させてくれという図々しい私のお願いを快く受け入れてくれたOutrider Japanの村林さん、取材スタッフの高橋さん、加戸さん、土井さん、本当にありがとうございました。
そして、村林さんを紹介してくれた父にも本当に感謝しています。ありがとうございました。
 
 


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